2つの非球面鏡からなるアナスティグマートのための新しい設計法を開発し、大きなミスアライメントを許容する新規解の探索に応用した。 初めに、2つの非球面鏡からなるアナスティグマートの構成および収差を、光学系の透過率を制限する瞳遮光に関連する実用的な変数によって表現した。これを基に、光学系の僅かな偏心によって生じる軸上コマ等の収差を導出し、系のミスアライメントに対する感度を表す関数を定式化した。これらの関数により、軟X線領域で広く用いられるSchwarzschild光学系と比較してミスアライメントに鈍感な4つの