本論文では、2面非球面ミラーアナスティグマートの新規解を探索する新手法を提案した。初めに、球面収差、コマ、および非点収差を補正する条件下で、光学系瞳の中心遮光率により残留する3次収差を表現する解析式を導出した。次に、設計解群のミスアライメント感度を議論するために微小偏心によって生じる偏心収差項を導入し、ミラーのミスアライメントに対し鈍感な新規解の探索例について報告した。