20世紀の大量消費・大量生産時代から、現代は、脱炭素やカーボンニュートラル等の環境の時代へとかわり、ものづくりの転換点に直面しています。2030年に目指すべきゴールとしてSDGsを掲げ、世界中で日々新たな試みや知恵が生まれています。本展では、150年前の建築家であるアントニ・ガウディにそのヒントを求め、水や空気といった自然エネルギーを活用するデザインや、大地や自然の形態や素材のデザインを紹介します。ガウディはドラゴンや換気塔、鐘楼などを色彩鮮やかに彩ることで、それらの形に生命を与えデザインしました。人々の暮らしが楽しく明るいものになることを見据えていたガウディの眼差しを知ることで、現代のデザインを考えるヒントとなる発見があることでしょう。