ゲームの効果音については、音がなるタイミングがずれていてもフローには影響がないことがわかっており、効果音がある場合とない場合とでは、ある場合のほうがフローは有意に高いことがわかっている。一方、効果音自体が適していない場合については、どのような効果音が適していないかを定めることが難しいため、研究がされてこなかった。しかし、現実世界ではすでに状況に応じて一般的に使われる音というものが存在する。そこで本稿では、音だけで 2 つの状況が想像できる例としてクイズを行い、音と状況を入れ替えた検証と、クイズに使用されない効果音を用いた検証を行い、ゲームに適していない効果音がどのような違和感やストレスを与えるか調査する。