「アートフィルム・フェスティバル」はドキュメンタリー、フィクション、実験映画、ビデオ・アートといった従来の映像のジャンル区分を超える、横断的な視点から作品を選定することで、映像メディアとは何か、その表現とは何かを探求する特集上映会です。
特別プログラム〈よみがえる山口勝弘〉
1950年代に、詩人の瀧口修造を命名者とする「実験工房」に参加した山口勝弘は、メディア・アートやビデオ・アート、環境芸術など、複数のジャンルを横断し、多様なメディアを取り入れながら、生涯、実験的な表現活動を継続したアーティストです。
当館では開館した1992年に「テーマ展示」として『メディア・サーカス』を開催。今回、山口自身が手掛けた展示記録映像を上映。
さらに当センターの吹き抜け「フォーラム」を舞台に1997~98年に開催した『コラボアート』のドキュメントを上映し、当地のおける彼の活動を振り返ります。
山口勝弘 『メディア・サーカス』 1992年、7分、ビデオ
IKIF 『 ドキュメント/コラボアート「環」』 1998年、30分、ビデオ
『ドキュメント/コラボアート「縁」』 1999年、10分、ビデオ