CEFRは伝統的な言語の4技能ではなく「会話の相互やりとり(Interaction)」も独立したスキルとして提示しています。実際の会話においては必ず相手がおり、インタラクションを行うことができる英語力を習得する必要がある。この相手とのやりとりを行う英語力を習得するためには、英語会話のやり取りの仕方、すなわち自分が話し手として聞き手相手に会話を展開する英語力に加えて、聞き手となって話題を話し手と一緒に発展させていく聞き手としての立場からの英語力を身につける必要がある。本ワークショップでは、日本語会話と英語会話のデータ分析に基づいて作成した英語インタラクションの指導法と教材を紹介し、これらを使って学生に英語インタラクション能力を習得させる方法を紹介します。また発表者が実際に学生にパイロット授業で教えた実施例を紹介し、指導上のポイントを提示した。