数学を教え、学ぶことの難しさを、進化の生存競争の観点から解説する。進化の生存競争で利点をもたらした結果、人間に生得的に埋め込まれるようになった直観的な数学の能力と、そうでない能力の違いを認識することが重要である。数学の教育や学習者にとって、数学の論理構造の階層と、その理解の各段階の違いを理解すべきであるという提言を行っている。
Zvi ArtsteinのMathematics and the real worldの翻訳。