色の国際科学芸術研究センター「カラボギャラリー」第 4 回企画展に出展した『RAINBOW VARIATIONS: AI mutations』は写真家の小山泰介氏とのコラボレーション AI 作品である。ここでは実験的な写真制作手法をディープラーニングを用いて学習させ、新たな表現を生成した。一方、今回の作品『AI Photographer Rainbow Mutations』は、この経験を発展させ、人工知能にによって、さらなる予測不可能な変異体を生み出した。先の展示で学習したデータに加えて、泡、波紋、水滴、マルチショット、実験写真などの変異データを複数種類、重
ね合わせて、ニューラルネットワークのブラックボックス的要素から無数の変異体が生み出される。まるで、一組の親から生み出される子孫が突然変異によって多種多様な幾千ものミュータントによって、未来を切り開く新しい世代に形造られるかのようである。