東京の閑静な住宅地に建つ延床面積845.5m2、計5住戸からなる集合住宅。周囲が緑も多い良好な環境であることから、住戸のほぼ全てを広いテラスを持つガラス張りの開放的な作りとし、重層するスラブにより日陰を作りながら外部からの視線もある程度コントロールできるよう考えた。住戸内部には透明、不透明なカーテンを好きな場所に配置しながら、住み手が自らプライバシーをコントロールできる。集合住宅を近隣コミュニティーと関係付ける提案を盛り込み、そのための構造的な工夫を凝らした。