地球上の動物は、それぞれのやり方で光を捉え、各々の生活スタイルにあわせて独自の色を見ています。ヒト・イヌ・鳥・魚などが見る色の世界は別々で、優劣はありません。そして、ヒトは、同じ種の中に様々な色の見方が共存する珍しい生き物です。かつて「色盲」とされた「先天色覚異常」も、「異常」ではなく進化の中で培われたかけがえないものだと分かってきました。色という不思議な感覚について、どのように互いを理解し合い、「違いを楽しむ」ことができるかを考えましょう。