本論は、「大学における教養教育を考える」と題して(その 1))から、(その10) まで示されたシリーズの続編である。本論は、各専門分野や立場から、現代社会における教育を論じることをめざすものである。そこで、現代社会における教育を考える上で、文部科学省から提示された「Society5.0 に向けた人材育成」を題材として、議論を進めていく。 第 1 章では。の提言の経緯と概要について論じる。第2章では、この提言の論点を提示する。第 3 章では、 この提言における学校教育の在り方についての論調と実践の現状につい