色を観察した際に、生体に対して興奮・鎮静作用があるのかを明らかにするため、近赤外線分光法(NIRS)を用いて、等輝度の赤、緑、青、灰色を呈示したときの前頭葉における脳血流変化を調べた。その結果、赤や青には興奮作用や血流促進効果があることがわかった。また、灰色ではその効果が小さく、刺激に用いた色では鎮静作用を見出すことができなかった。