本稿は、子どもの放課後支援を通してアドバイザーが生きがい感を得て支援を行なっていくためのサポートの仕組みを明らかにすることを目的としている。ある放課後支援の創設者であるA氏(仮名)に対するインタビューの語りをもとにサポートの仕組みを事例から分析した。その結果、アドバイザーが自己の存在価値を見出せるようにするサポートの仕組みをA氏がデザインしていることが示された。そのデザインとは、まずアドバイザーが支援を通して、人の役に立てているという感情をアドバイザーが抱けるように、支援の価値をフィードバックすることであ