フォトクロミック分子の1種であるスピロピランを導入したポリグルタミン酸(PSPLG)をコレステリック液晶場で架橋させたバイオ液晶ゲルの作成に成功しました。このバイオ液晶ゲルに電場や磁場などの配向処理を施すと、高い配向秩序度を有するだけでなく、光運動ベクトルをポリマーの配向ベクトルに制御することが可能となりました。また異なる架橋剤を使ったバイオ液晶ゲルに光を照射したところ、まるで光が架橋剤の違いを認識したかのように時計回りと反時計間周りに光屈曲の方向を変化させることを見出しました。