類似するものの中から目的の対象を選び取る際、私たちはラベ ルを用いることでその行為を容易にすることができる。しかしデザイ ンを学んだ事のない人にとって、目的によって何に配慮して要素を 選択すれば良いか判断することは困難である。そこで、キーホルダ ーを題材に差別化機能の側面を取り柄げ、人が対象をどのように 識別しているか、また差別化する際の知覚情報の優位性がどのよ うに認知に影響するかを考察した。これにより、目的に応じた要素 の優位性を提示できるようなデザイン指針の作成を試み、ラベルを 作成利用する際に制作者の経験不足を補うことを目的とした。