住民にとって住んでいる地域で最も重要なものは住民の思い出がたくさん溜まっている場所であると思います。しかし、その場所は再開発の名の下に簡単に壊され失われてしまうことを日常的に経験しています。そこで、私たちは住民と一緒に町の思い出の場所を絵に描き、それを保存するインターネットサーバーを構築しました。さらに、このサーバーに保存された思い出を元に多くの人と思い出を共有する作品作りも行っており、今回「中野の街角思い出絵葉書」を制作しました。この製作過程でサーバーは単なるイメージサーバーではなく、地元の住民を創造的にするためのツールになりうることがわかりました。